褒めて育てる(H27.6月号)

褒めると伸びる

褒めて育てる

 

どっちがいいかな?

 

マズローの欲求①マズローの欲求②

 

マズローの欲求の5段階は皆さんご存知のことと思います。人間は低階層の欲求が満たされると、より高次の階層の欲求を欲するというものです。これは、裏を返せば低階層の欲求が満たされないと、高次の階層に進むことができないということです。欲求とは本能ですから、コントロールすることはできません。

第一階層の「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、寝たいなど)で、この欲求を充たせれば、次の階層「安全欲求」を求めます。
「安全欲求」には、危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。
「安全欲求」を充たすと「社会的欲求」(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めます。この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなります。
ここまでの欲求は、外的に充たされたいという思いから出てくる欲求です。

そして次に「尊厳欲求(承認欲求)」(他者から認められたい、尊敬されたい)という欲求が芽生えます。ここからは外的なモノではなく、内的な心を充たしたいという欲求に変わります。
そして、最後に「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)の欲求が生まれます。

これをすべて子供に置き換えてみましょう。子どもは、食べることができなければいつも食べることばかりを考えて生きていきます。次に、安全に生活できる場所がなければ安全な場所を探し求め続けます。そして、家族や仲間がいなければそれを求め続けます。次に、他者から認めてもらえなければ、認めてもらえる方法を探し続けます。

本能から沸き起こる欲求はコントロールできません。本人は全くそのことに気づいていません。欲求を満たさないと次のステージに行くことができないのです。

ここで、考えていただきたいのは、第四段階の承認欲求までは「家庭」で満たすことが出来るということです。この第四段階までは欠乏欲求と言われるものです。それを満たしてあげないと、無意識に、満たそう満たそうという欲求が沸き起こって、その欲求に常にコントロールされているという状態が続くということです。

それらの欲求を満たし、開放してあげると、より高次の自己実現欲求を満たそうという意欲が沸いてくるのです。自分の能力を生かし、より高めようという欲求が自己実現の欲求です。

ご家庭でしかできないことです。ぜひお子様を褒めて、認めて、心から安心、安全な場を作っていただきたいと思います。

 

 

 

 



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