桜咲く(H17.4月号)

桜咲く

 3年前に植木市で買って庭に植えた桜にやっと芽が出た。どんな花をつけてくれるのか、毎朝その新芽の大きさを確かめては何となくわくわくしている。新しい花が咲く、新しい生命の息吹が感じられる。人間もまた新しく生まれ変われる、それが春というものなのかもしれない。春が来るとはこのようなことかと妙に一人で納得している今日この頃です。

さて、新しい制度での入試も終わり息つく暇もなく春期講習に突入。新年度の準備やらで相変わらずばたばたの毎日である。

新しい入試制度で気づいたこと。それは内申点の厳しさである。今回の入試では、どの高校がどれくらいの内申点で合格できるものか大変予測しにくい状況でしたが、ふたを開けてみるとやはりこちらの予想とは多少ずれた結果になっていました。それは思っていた以上に内申点のボーダーラインが高かったということです。北高で平均約4、熊商・熊工で平均約3.5という結果になりました。通知票が3と4では公立高校に合格できないことも大いにあり得るのです。

日頃の学校での定期テストや授業態度、提出物などいい加減なことをやっていたのでは公立合格はままならないのです。そういう意味では子どもたちにとってはいいことではあると思います。今までのように1・2年の頃に手抜きをしても中3で何とか挽回できていたのが、これからは挽回がきかなくなってくる。中1のときからきちんと学習習慣を身につけ、日々の学習を怠らず、まじめに取り組んでいるものが最後は勝つ。ある意味でとても当たり前なことではあります。各学校間の絶対評価の格差の不公平さは改善の余地はありますが、早い段階から子どもたちに入試というものを意識付けさせ、将来のことを考えて日々の生活に真剣に取り組ませるという意味ではこの制度は方向性としては間違ってはいないと思います。

ただでさえ子どもたちの学力低下が叫ばれている昨今、もっと日々の勉強の重要性を実感させてもいいと思います。長く寒い冬と長い長い準備期間があって初めて桜は咲くのです。



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