天変地異と戦争(H16.11月号)

天変地異と戦争

 

このところニュースの話題に事欠かない。大きな出来事が続く。全国各地に甚大な被害をもたらした台風。

未だに何万人もの人々が避難所生活を送っている新潟中越地震。今回のような大規模な地震は家も道路も原形をとどめないほど破壊し、そこで暮らす人々の生活を根底から破壊してしまう。外国でも台風や大雨が今までにない被害をもたらしている。

イラクでは敵に荷担するものはみな敵とばかりに、罪もない人々の命が無惨に奪われてゆく。自国人であろうが外国人であろうが、殺戮が繰り返されている。このままでは事はますます大きくなって行くばかりのような気がする。

地球も、そこで暮らす人間も、どこか歯車が狂ってきているのではないかと思わない人はいないだろう。憎しみは憎しみを呼び、悲しみが悲しみを生む。因果は応報する。悲しみや憎しみの種は不幸の花を咲かせるに違いない。それが自然の摂理である。テロは憎むべきだが、やっている本人は恐らくテロとは思っていないというのが問題である。その根底にあるものを解決しない限り負の連鎖は続くであろう。とはいってもそうは簡単にはいかないだろうが、日本らしい中庸の精神で、できればその存在感を示すことが出来ないものなのだろうかとも思う。

原因があるから結果があるわけで、今の自然界の天変地異も、この人の世の戦争もすべて今までの原因が結果として現れているだけのことである。種はもうまかれているのである。



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