新しいドア(H16.10月号)

新しいドア

 

最近の話題と言えば、プロ野球のこと。新球団の参入でライブドアと楽天が仙台を舞台にホットな戦いを続けている。正直言ってライブドアというのがいったい何の会社なのかも知らなかった。そこで、本屋さんへ行って早速若干31歳という社長の堀江さんという人の本を買って情報収集。1冊読み終わって「うん、なかなかおもしろい」という感想。おもしろくない本は読み終えないうちにその辺に置き忘れてしまっている。この本は一気に読んでしまった。そして、堀江さんの2冊目も読んでみる。これもとてもおもしろい。そして今3冊目を読んでいる。

それにしても、カタカナがやたらと多い。コンピュータ関連の用語が次から次へと出てくる。1行読む毎に「デジタル用語辞典」を引き、一語一語意味を確認しながらの作業。まるで英語の長文を読んでいるような有様。知らぬ間にこの日本でインターネットの社会がこんなにも進歩していたのかと、全く浦島太郎のような思いである。

時代はどんどん変わっている。そのスピードの速さといったら、私にはまさに目にも止まらぬ速さである。世代交代も確実に進みつつあることを感じる。世の中を引っ張る世代がもう私たちの世代ではなく、もっと若い世代なのである。

そういえば、つい先日同業の姫路にある塾から講演を依頼されて一路姫路へ、講演が終わった後、大学時代の友人と会食するためにJRの電車で大阪へ向かう。ところが何としたことか大阪を通り越して京都まで行ってしまったのである。タダ単に乗り過ごしたと言うだけの話なのだがどうもよく分からない。なぜ乗り過ごしたかが分からないのである。同行した妻は私が年を取ったせいだという。しかしまだそんな老いぼれる年でもない。後から友達に聞いてその謎が解けた。

私がいた頃、大阪と神戸三宮間は電車でおよそ30分かかっていた。しかし今は何とたったの19分で大阪に着くと言うではないか。「なるほど!そういうことだったのか」その時の私は大学時代と全く同じ時間的な感覚でいたのである。だから神戸三宮を出て30分ぐらいたって「もうそろそろだがな・・」と思ったのであるが、その時はすでに大阪を過ぎて2駅目だったのである。10年近くも住んで、体で覚えた感覚というのは忘れないものである。しかし、世の中はとうに進んでいて、私の感覚自体が全く通用しなかったのである。

今のインターネットの社会も全くそれと同じ事のように思う。『ぼやぼやしていたら時代に置き去りにされてしまう。』と、強い危機感を持った次第なのである。次から次へと新しいドアを開けて進んでゆかなければ間違いなくライブドアから引き離されてしまうのである。



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