あなたはラッキー?(H16.7月号)

あなたはラッキー?

 本当に暑い日が続きます。

暑い上に湿度も高い。温暖化のおかげで去年よりも気温が上がっているのではないかと思うくらい暑い。熊本の夏は強烈です。

さて、期末テストも一部の中学校をのぞいてほとんど終わりました。今回は全員に満点という目標を持たせて取り組ませました。今日現在、全員の結果がまだ分かっていないので何とも言えないのですが、できはどうだったでしょうか。

目標満点と言ってもこれはなかなか困難なことです。それも全員なわけですから並大抵のことでは実現できないと思います。でもだからといって始めから目標を低く設定していてはその目標にさえ届かないと言う結果が出てしまいます。目標は高いに越したことはないのです。

今回、まず感じたことは人それぞれの意識のちがいです。生徒の諸君はそれぞれが自分なりに目標を持ってはいますが、最初から満点という目標を持っている人はとても少ない。それは無理からぬこととは思いますが、この満点が「取れる」と思えることと「取れない」と思うこととは実は雲泥の差があるのです。「取れる」と思う生徒は「どうやったら満点が取れるか」という発想になります。取れる方法を模索してゆくという姿勢があります。だから満点が取れる可能性があるのです。一方、「取れない」と思っている生徒はどうでしょう。「取れない」と思っている生徒がもし満点が取れたらそれはきっとラッキーだったと思うことでしょう。なぜなら始めから満点を取ろうという意気込みで努力はしていないからです。「取れればいいな・・」と言う程度ですから本人の頑張りもそこそこなのです。「満点をとるぞ!」と言う意気込みの生徒と比べたら恐らく勉強量の差は歴然としています。その生徒にとって満点というのはたまたま今回ラッキーだったというものなのです。

この「満点」を「幸せ」という言葉に置き換えてみるとよく分かります。ちょっと大げさな言い方ですが、つまり自分にとっての幸せ(満点)というものは自分で勝ち取るものではなく、向こうからやって来るものという意識がそこに隠されてはいないでしょうか。幸せ(満点取ること)が幸運なことで「ラッキー」なことなのであれば、自分の努力は関係ないと言うことになります。しかし現実の世界ではラッキーな人とは端から見てそう思えるだけで、実は当の本人は他人の知らないところで大変な努力をしてそれを勝ち得ている場合がほとんどのようです。「ラッキーでした。」とは表向きそういっているだけなんですね。この差が人生の差ではないかと思うのです。この世にはラッキーというものはなく、すべては因果の法則が成り立っていると思った方が道理にかなっているように思います。

原因なくして結果なし、努力こそ最大のラッキーの源であると思うのですが皆さんはどう思われるでしょうか。



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