動物の効用(H15.6月号)

動物の効用

 

朝夕の風がとてもさわやかな季節になりました。

先日、ある友達から昼食会に呼ばれました。そのお宅の庭先であったんですが、庭先といってもかなり広い敷地で、庭中にバラが咲き誇っていました。バラの手入れに毎日半日以上かかると言っていました。それはそれですばらしかったんですが、そこでわたしが感動したことがもう一つありました。それはそこでアヒルが放し飼いにされていたことなんです。アヒルといっても合鴨なんですが見た目は全くアヒルそのもの。合鴨農法のために繁殖されたものをゆずり分けてもらったと言うことでした。何に感動したかというとそのアヒルの動きがとても新鮮だったことなんです。人間の後を追っかけながらその人の靴を突っついているその姿がとても愛らしかったのでした。その動きは見れば見るほどユニークでいつまで見てても飽きない。何となくほっとする不思議な魅力があったのです。

わたしも好きなものでその合鴨を繁殖されているところを聞き出し、先日家族で外出したついでに見に行きました。かわいいひよこがいっぱいピーピー鳴いているではありませんか。これは可愛いと思い後先のことも考えずつい2羽買ってしまいました。

家に持ち帰って早速アヒルの飼育が始まったわけです。買った責任上、アヒルの世話はわたしの役目。毎朝6時にその鳴き声にたたき起こされる日々が始まりました。まだ生まれて1ヶ月しかたっていないのに今や体長40センチを超える大きさになってしまいました。鳴き声も大きい。おなかが空くとピーピーとかなり大きな声で鳴きだす。近所迷惑になりはしないかと鳴き声が聞こえると朝だろうが夜中だろうが飛び起きてアヒルの元に駆けつける。おかげで毎朝、日の出とともに起こされる始末。アヒルの大好物はミミズ。これを取りに行くのも日課になってしまった。ヤブ蚊の大群の猛攻撃をもろともせずミミズ狩りに30分。ほんとうによく食べる。よく食べるとついついまたやりたくなるのが人情。当分ミミズを求めて探し歩く毎日が続きそうです。

池がないのでたらいを買ってきて庭先に置いている。するとそのたらいの中で2羽仲良く水浴びをする。一見泳いでいるようだがよく見ると、足はたらいの底についている。泳いでいるように見えるが何のことはない立っているのである。でも見た目には気持ちよさそうに泳いでいるように見える。この姿が何とも癒しになるのである。昔お風呂に浮かべて遊んでいたアヒルのおもちゃがあったが、あれを作った人の気持ちがよく分かる。庭先のたらいの中でアヒルが泳ぐ姿、そしてその水音がとてもいい。朝早くたたき起こされるつらさも、その糞の臭さ(失礼!)も吹き飛んでしまう。ただ手がかかるのが難点。

もうすぐ夏休み。夏期講習が始まると一体どうなるのだろう。誰が世話をするのだ?困った問題がこの夏わたしを待ち受けているのであります。



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