インフルエンザの功名(H15.2月号)

インフルエンザの功名

 

今月は慶応スクール通信が遅れてしまいました。というのも不覚にも私が風邪を引いたからで、丸3日間まったく仕事ができない状況だったのです。かなりきつい風邪でしたが何とか回復し、今こうやってこの雑感を書いています。まことに申し訳ありませんでした。

この時期は、絶対に風邪などを引いてはいけない時期です。入試は目前に迫っているし、期末テストも近い、新年度のテキストづくりもしなければならない、また募集もしなければいけない。新年度の時間割や春期講習のスケジュール、等々・・・超~ハードな月なのです。

正直言ってストレスがたまる。子供たちや保護者のみなさんの期待に沿えるようにと思うときりがない。これぐらいでいいだろうということがない。どこまでやってもまだまだ足りないのではないかという強迫観念が離れない。結果が悪いと、もっとしてあげられることがあったのではないかとか思ってしまう。だからどんな結果がでても後悔しないために思いつく限りのことをするようにしている。もうこれ以上は無理だというところまでがんばるとあきらめもつくというもの。そういう毎日の繰り返しだからやはりストレスがたまる。癒される間もなくまた一日が始まる。「う~ん、こんなのでいいのかなー・・?」と思いながら毎日が過ぎてゆく。

風邪を引いて布団の中でうなり声を上げながらのたうちまわっていた2日目。3日目になると何とか楽になった。その布団の中で考えた。毎日たくさんの時間を過ごすこの仕事場。もっと快適に過ごせる方法はないものか。一度足を踏み入れるともうそこから離れたくなくなるような、ずーとそこにいたいと思うようなそんな時間が過ごせる空間。癒され、落ち着き、ほっとする、そして、やる気がわいてくる。そんな空間を作れないものかと。

そこに身を置いただけで、誰もが大きな自分の未来を予感できるようなそんな環境の中で毎日が過ごせたらきっとこのストレスはなくなるだろう・・・とそう考えたわけです。

公教育にはやはり限界を感じる部分がある。1日の長い時間をあの無味乾燥な鉄筋コンクリートの建物の中で過ごす。そして、夜は夜でまた同じような場所で勉強を強いられる。子供たちもきっとストレスがたまるのではないだろか。せめて、自分の力で何とかなる部分なのであればもっと良好な環境を作ってあげるべきであろう。私自身に対してもそうだし、そこで働く人やまた生徒たちにもそうであるべきであろう。

毎日ほとんど缶詰状態の私たちがそれでもなおその場所に身を置いていたいと思うようなそんな場をつくれたらいいなと。そんな場所だったらきっといろんなすばらしいことが生まれてきそうなそんな予感がするのです。風邪を引いたおかげで、ストレスがあったおかげでなんとしても実現したい新たな目標ができました。



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