教育理念

バカだった中学時代

私は宮崎県宮崎市に生まれました。
この熊本は妻の実家があったことで縁あってこの熊本に住むことになりました。今年で23年になります。熊本に全く不慣れな私がここまでやってこられたのは、実は私の中学時代の体験が大きな支えになっているからなのです。

今でも覚えている屈辱的な体験

今でも忘れません、私が中学3年生の時のことです。
学期、同じクラスの友達二人と三人で、学校の廊下を歩いていたときのことです。その二人が受験する高校について話をしていました。二人とも県のトップ高に軽く合格するぐらい勉強が良くできる生徒でした。

一方私は全体の半分にも届かない成績で、おまけに存在感もなく、いじめられてもいじめられているということにすら気づかないほどのおめでたいバカな生徒でした。そして、その二人はお互いにそのトップ高を受験するというような話をしていました。

その時、その一人が私にも私が受験する高校を聞いてきたのでした。私は成績が悪かったので二人のレベルからするとずーっとずーっと下の方です。私が受験する高校など関心はなかったのでしょうが、一応聞いてあげないと悪いとでも思ったような感じでした。
「賢宏はどこを受けるとや?」

そして私は(バカだったので)ためらわずそのトップ高(宮崎大宮高校)の名前を挙げたのでした。私はまだ、その高校の合格難易度など全く分かっておらず、ただ何となく行きたいと思っていただけでした。いや、そこしか高校を知らなかったといった方が真実に近いと思います。

するとその生徒は鼻で笑いながら私にこう言いました。「まっ、希望は大きく持てよな!」と。そして私の肩をポンポンと二度たたいたのでした。
私はその時「完全にバカにされている…」とそう強烈に感じたのでした。そして、悔しくて悔しくて、涙が出そうになるくらいの屈辱を感じたのでした。

悔しさをバネに…200人ゴボウ抜き!

それから私の受験勉強が始まりました。
その時の悔しさは今でもはっきり覚えています。その二人をなんとか追い抜いて、大宮高校に合格してやろうと猛勉強を始めました。ちょうど6月ぐらいだったと思います。

一日4~5時間、日曜日は6~7時間毎日勉強しました。塾などない時代でしたから勉強方法は自分で考えてやるしかありません。各教科中長期計画を立て、一日の朝から夜眠るまでの計画表を作り、一週間の計画も立てました。

そうやって、勉強を続けて約3ヶ月ぐらいたってからでしょうか、成績がぐんと伸びているではありませんか。すると、学校の先生からはほめられるし、友達の私を見る目も変わってくるし、それがまた嬉しくてますます勉強するようになりました。

そして、2学期の中間テストでその一人の友人を抜き、結局翌年の1月には学校で350人中3番にまでなることができました。気がついてみると何と200人近くをごぼう抜きという快挙を成し遂げていたのです。後から先生に聞いたことですが、これほどまで伸びた生徒は先生の知る限りでは学校始まって以来とのことでした。当然私が希望していた大宮高校には合格することができました。

成功体験が大きな自信に…

今、私がこの塾で指導しているのはその時の体験が大いに役に立っているのです。
受験勉強を始める前の私は、とても大宮高校に合格できるような成績ではありませんでした。
また親も含めてまわりの人たちも、まさか私が大宮高校に合格するなんて夢にも思っていなかったでしょう。しかし、毎日努力して勉強を続けることによって不可能を可能にすることができたのです。

成績アップは結局どれだけたくさん勉強したかにかかっています。
強い願望を持ち、毎日学習を続けていけば、誰でも驚異的に成績を上げることが可能なのです。あれほどバカだった私ができたのですから必ず誰にでもできると私は信じています。この体験は私に大変強い自信を植え付けてくれました。

「やればできる!」私は心の中でそう強く自分を信じる力を持つことができたのです。
この体験は今でも私にとってかけがえのないものです。今の私がこうやってあるのもこの体験があったからこそです。私はこの体験を是非今の子どもたちにも味合わせてあげたい、そう強く願って止まないのです。

挑戦する前から自分はできないと諦めている子どもたちが何と多いことでしょう。
やればできるということを私は自分自身で体験しました。だから、必ずできるのです。
この成績の悪かったバカな私ができたのですから誰でもできるのです。

卒業生が教えてくれた喜び

この私の思いは今まで卒業していった塾生達に十分伝わってきたと思っています。そして、私を信じてついてきてくれた生徒達は実際に驚異的に成績を上げ、志望校に合格して行きました。そして、私があのときに味わった素晴らしい達成感と同じものを感じて巣立って行ってくれたのではないかと思っています。

今でも卒塾生が毎週入れ替わり立ち替わり塾に訪ねて来ます。
ある生徒は勉強道具を持ってきて質問したり、ある生徒はただ遊びに来てくれたり、またある生徒は悩みの相談に来たりと。まるで家を出て独り立ちした子ども達が親元を訪ねて来てくれるような感覚です。我が家に帰ってきたような顔をして訪ねてきてくれるのです。

私はそれをとても嬉しく思いますし、慶応スクールの良さってこれなんだよなとひとりで充実感を味わっているのです。「勉強以外のことをたくさん学んだ」とみんなが口をそろえて言ってくれるのも、実はこんなところにあるのではないのかなと思うのです。

合格への道は人生における成功への道

人生というものは山あり谷あり、色々な壁を乗り越えていかなければなりません。
そんな時、受験勉強を通して味わった達成感、成功体験というのは非常に大きな自信につながります。初めから「自分はできない」という後ろ向きな気持ちで人生を生きるのと、「自分はできる」という自信を持って人生を生きるのでは、その結果は天と地の開きができます。
また、年を経るごとにその差はだんだん大きくなって行くのです。
受験勉強というと暗いイメージがつきものですが、前向きに捕らえ、それを克服して行くという過程は、まさに人生の成功への道程そのものではないでしょうか。

子供達の第二の我が家

子どものやる気を育て、そして実際に結果に出し、それを自信につなげる。自分の努力によって自分の未来を創って行く、こんなに素晴らしいことはありません。そして、この体験を味わえた者のみが人生を強く逞しく、自分の力で切り開いて行くことができるのではないでしょうか。

慶応スクールはいつまでも子どもたちを、陰ながらそっと後押しする、何かあったときはいつでも帰って来ることが出来る、そんな「我が家」のような存在でありたいと思っているのです。

慶応スクール塾長
冨永賢宏



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